小山田大のクライミング日記
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story of two worlds low start

もう少し詳しくとの要望があったので少し書きます。


オリジナルのスタートはポール君の映像を見ると棚の左側にあるエッジと右手がアンダーでスタートしているようだ。初登者のデイブに直接聞いたらしいから合っているんだろう。(ダニエルは左のエッジを両手って言ってた気がする、、、)しかし未だに右手のアンダーの位置は謎。映像では良く解らない。やっぱりこういうスタートの微妙な課題はキロニコやブローみたいにスタートホールドに小さいマークを書いておいて欲しい。

まあでも一番ロジカルなスタート「両手アンダー」で登れたからだいぶすっきりした課題になったのではないかと思う。次に登る人はもう間違えようがないだろう。


見た事がある人なら解ると思うのだが、story、、、は本当に凄い課題でこの課題を完全な形で登れたのはとても嬉しい。ロケーションも最高だし。


僕のムーブで最後のリップのガバを掴むまで22手。スタートの両手アンダーは足も手も悪すぎて普通に足が張れないので棚に両足をフックしてスタートする。

棚を取ってから体を回転させて足を張るのだが、ここのムーブが最初の核心でいつも落ちそうだった。



次にフックをずらして右手を中継に飛ばし右足を上げて外傾したホールドを取る。このムーブが下部で一番の核心。かなりの確率で失敗する。実際登れた時もミスっ

た。



次に外傾ホールドに両手を添えてダガーのスタートの遠いガストンを取る。そして下部最後の核心の大きな振られ。



とにかく下部の6手は本当にハードで最後まで楽に感じなかった。

対してダガーは最終的にはクールダウンで登れるまで仕上がっていた。

それでも繋げてくると下部の消耗が効いてダガーの核心のエッジ取りで落ちに落ちた。

何も無いカンテを掴み続けないといけない左手がヨレて来るのが原因で、登りながらいかに左手を回復させるかかが重要だった。


今回使用した靴は左足がポンタス、右足がシャーマンという組み合わせ。

左足はリップに思い切り深くフックするのでベルクロを全部切り取ってラバーコートした。


とにかく今スイスは異常な暑さで最初はどうしようか本当に悩んだ。

しかし暫く滞在するうちに一番コンデションが良くなる時間帯を把握する事が出来た。朝は気温は低いが風が無く湿度が高い、日中は風が出て来るが気温が高く陽の光でカンテ側のホールドが見えなくなる。夜は気温は低いが風がなく湿度も上がる。結局一番良いのは対岸の山に陽が隠れまだ風がある4時半から6時の間と結論が出た。

登れた日は朝キロニコでアップ。一旦家に帰って休憩、少し仮眠した。

対岸の山に陽が隠れたのを見計らってクレシアーノへ。岩場に着いてホールドを触った時どういうわけか登れるような気がした。

いつもはムーブのチェックをしてからトライするのだが、この日はいきなり下から繋げた。一回目は下部で失敗。

そして二回目のトライで完登した。


本当に、本当に嬉しかった。


グレードは良く解らないが生涯最難だったのは確かだろう。

ダニエルやアダムとも話したが多分8C+、6段だと思う。 再登者の意見が聞きたいところだ。



完登シーンの動画は作品にして公開する予定です。


皆さんお楽しみに!





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