小山田大のクライミング日記
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龍頭泉プロジェクト完成

1月1日、長崎の龍頭泉の橋エリアでトライを重ねていたプロジェクトに成功した。

この課題は左端の「ワサビーフ」初段のスタートから右上し、右端の「カラムーチョ」にリンクするライン。

前傾部分の傾斜は135°程で絶妙にホールドが続いてる。

リップから上は難しくはないがランディングが悪く気が抜けない。

全長は10m程だろうか。

 

このラインは噂では聞いていて気にはなっていたのだが、なかなか偵察に行く機会が無かった。

そもそも可能性があるのかさえ怪しく思っていた。

そんな折に仕事で佐賀に行くことになり、偵察する機会が訪れた。

去年の9月、雨の中龍頭泉に向かい問題のラインを偵察。

想像していたよりもずっと良いラインに興奮した。

 

 

しかしこの時は壁が濡れていたこともありはっきりとした可能性までは探れず。

二日目はプロジェクト後半にあたるカラムーチョを登ったりしつつオリジナル部分を探り、酷くハードだが可能性がある事を

確認した。

この日からこのプロジェクトに通う日々が続いた。

そして数日間トライしてかなり難しい事が解った。

特にオリジナル部分の前半後半をリンクさせるムーブが悪い。

前半後半単体ではそれほどハードではないのだがこのリンクムーブが入ると途端に悪く感じた。

もちろんヨレてきてからのカラムーチョも決して簡単ではない。

 

そして長崎ツアー3回目、去年の30日、繋がらなかったムーブが繋がりカラムーチョにリンクする地点まで到達した。

この日初めて登れるイメージが見えた気がした。

しかし自分の見立てではカラムーチョに入ってからまだ何回も落ちるだろうと踏んでいた。

 

一日休んで年が変わり2018年の1月1日。

この日は気温がかなり低く登る前にバーナーでソールに熱を入れてから登らないといけない程だった。

岩のコンデションは良く意気込んでトライ開始。

 

 

するもなかなか前回の地点まで到達しない、今日もダメかなと思い出したあたりで気持ちを切り替えてみた。

これが良かったのかどうか解らないが今まで苦労していたのが嘘のように落ちていたポイントを超え、最後の登りに突入。

ここも自分でも驚くほど完璧にこなしリップを掴んだ。

 

 

この後は夢を見ているような、自分の体で無いような不思議な感覚の中、ボルダーの頂上に立てた。

 

 

正直本当にこの日登れるとは思っておらず信じられなかった。

稀にだが自分でも信じられない程のパフォーマンスを発揮できる日がある。

この日がそうだったのだろうか?

とにかく何か自分の感覚とは別の力が出たような感じだった。

 

 

まあとにかく登れた事は事実だし、素直にそれを受け止め喜びたい。

そしてとんでもなく素晴らしい課題だった。

これを初登するにあたり地元の方々には大変お世話になった。

この場を借りてお礼申し上げたい。

 

課題名は「逆鱗」グレードは5段+〜

現時点九州最難ではあると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| - | 23:18 | comments(0) | このページのトップへ
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